ガジェットきのこ

クラウドファンディングで手に入れたガジェットのレビューやたまに.Netのこと

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クラウドファンディングのガジェットを紹介してるサイトはたくさんあるけどレビューしているサイトはあまりない…
なら手に入れたガジェットだけでもレビューしていこうっていうブログ
たまに.Netのことも書くかもしれません

【未着】出資済クラウドファンディング

出資募集が終了したもの

The Grid Game

www.kickstarter.com

Helios

www.kickstarter.com

Infected

www.kickstarter.com

Sundered (現在βテスト参加中)

www.kickstarter.com

Switch Bot

www.kickstarter.com

TinySticky Go

www.Indiegogo.com

まだ出資募集中のもの

現在なし

その他プレオーダー

OTM Technologies

LIGHTORS - micro USBケーブルで直接充電できる充電池

LIGHTORSって?

LIGHTORS

LIGHTORSは充電池のガジェット(充電池はガジェットと言えるのだろうか?)です。

普通の充電池と違いにして最大の特徴は、直接micro USBケーブルを充電池に挿せる点です。そのため充電器が不要となります。
LIGHTORSはAA(単三)とAAA(単四)の2種類のみですが、まあ十分でしょう。

選択した報酬

LIGHTORS Kickstarter

$15.00でAAA(単4)2本とmicro USBケーブル入り1セットが2つのもの選択。 送料はたったの$1.00でした。
当時のレートで日本円に換算すると1,846円でした。

当時使っていたMadCatzのマウスが単四電池2本駆動だったのでローテーションで使うつもりだったのです。 届くまでの間に壊してしまいましたが…

基本スペック

  • AA(単三)の容量:1,200mAh
  • AAA(単四)の容量:400mAh
  • 繰り返し使用可能回数:約1,000回

Kickstarterで出資募集していた時より、容量が減った代わりに繰り返し使用可能回数が倍増しています。

比較例としてエネループのスペックが以下です。

  • AA(単三)の容量:1,900mAh
  • AAA(単四)の容量:750mAh
  • 繰り返し使用可能回数:約2,100回

性能的にはエネループより結構劣るので単に長く使える充電池を求めている人にはお勧めできません。 充電器のいらない充電池が欲しい、面白いものが欲しいという人向けですね。

パッケージ

LIGHTORS パッケージ

シンプルで可もなく不可もないパッケージ。
まあ電池ですし普通ですね。

本体の外見

LIGHTORS 外見

micro USB端子がある以外はまあ普通に電池です。micro USB端子の部分にはカバーの類はなく、むき出しになっています。
充電中はmicro USBケーブルがつながってるし、使用中はその機器の中なのでその辺に放置していない限りはゴミが入る等の心配は不要だと思います。

充電自体を示すLEDがあるのですが、充電中は赤く、充電完了時には青く点灯するので充電が終わっているのかまだなのかちゃんと確認できるようになっています。 電池にmicro USBケーブルがつながっている光景は中々シュール。

充電のしやすさ

LIGHTORS 充電

充電池用の充電器が不要でmicro USBケーブルとコンセントやPC等があれば充電できるので非常にお手軽です。

ただし、同時に複数のLIGHTORSを充電しようと思うとその分だけmicro USBケーブルが必要となります。 コンセントに接続している場合はさらにコンセントもその分必要になってしまいます。

1つ1つの充電はし易いが、複数同時にとなると難しくなるのは欠点ですね。

起きていたトラブル

実は、LIGHTORSでは以下の2点のトラブルが起きていました。

品質問題

ここまでに記載した内容は「最終的に」届いた商品についてです。
実はその前にLIGHTORSは届いていました。

しかし、その品質に問題があったため、希望者には改善した商品を送ることとなったのです。これは私だけではなく、全ての出資者に対して行われました。

LIGHTORS 旧版

これが最初に届いたLIGHTORSです。

正直、最初の印象は「チープだな」といったものでした。パッケージから既に安っぽさが感じられたのです。 私に届いたLIGHTORSも品質に問題があるものばかりでした。

その問題点が以下です。

  • そもそも電池の形がいびつ
  • 充電すると電池のアルミ(?)部分が変形するほどの発熱
  • いつまでたっても終わらない充電
  • 使用してみると電池がないのに、充電しようとするとLEDが充電完了となっている(充電もできていない)
  • 付属のmicro USBケーブルもどきが綺麗に挿さらない
  • 端子のカバーのゴムが簡単に取れてしまう

LIGHTORS 旧版変形

LIGHTORSは計4本あったにも関わらず、問題なく使えるものがありませんでした。
クラウドファンディングは通販ではないし、こちらからのアクションはあくまで「出資」であり、「注文」ではありません。 そのため、ちゃんとした製品が届くという保証もありません。 もちろん、初めからちゃんとした製品が届くというのがベストではありますが、LIGHTORSは改善した製品を送ってくれているので、その後の対応としては問題ないと思います。

権利問題

元々LIGHTORSは「LIGHTORS Monster Battery」という商標(?)ブランド名(?)でした。 詳細は分かりませんがどうやら問題があったらしく、「LIGHTORS Battery」に改められました。

私達ユーザには直接関わりのない問題ではありますが、今買ったら画像にあるパッケージと異なるパッケージになっているかもしれません。

総評

元々使おうと思っていたマウスは届く前に壊してしまったので私は軽くしかLIGHTORSは使っていませんが、 品質にも問題なさそうなので変わった充電池を探している方にお勧めできる製品です。
お値段的にもお手軽なので気軽に手を出すことができると思います。

公式では2本1セット(たぶん)が$13.00で販売されています。送料は$200.00以上の注文なら無料になるようですが、 LIGHTORSだけだと16個にもなります。そこまで買う人はいないでしょう。Reversible Cableといったものも売っているようですがこちらも$10.00なのでそこまでの金額にはなりませんね。
実際の送料は$100.00以上$200.00未満の注文で$15.00、$100.00未満の注文で$20.00のいずれかとなるかと思われます。
現時点ではAmazon.co.jpでは扱っていないようです。Amazon.comにはありますが、電池の類は輸出輸入に規制がある(?)ぽいのでAmazon.comからの購入は難しいかもしれません。

余談ですが、類似品としてMoixa energy社からUSB cellという製品がLIGHTORSより先に出ています。電池にmicro USBケーブルを挿すLIGHTORSとは逆で電池をUSB端子に挿すようです。

関連リンク

www.kickstarter.com

www.lightors.com

Amazon.com: LIGHTORS

Indiegogoが出資の見返りの特典にエクイティを併用する方式の導入について

つい先日、以下のようなニュースを見かけました。

jp.techcrunch.com

私は既にIndiegogoがエクイティ・クラウドファンディングを取り入れていたことを知らなかったのですが、今後は特典の物品等とエクイティの両方を手に入れることができるようになるようです。
今年中に併用が導入される予定のようです。

以下は私が感じたこと等なので詳細はニュースサイトの方を見ていただければと思います。

エクイティとは?

上記のニュースサイトから引用すると以下になります。

エクイティ(equity)≒株、会社の将来の利益を分有する権利、権利証書。従来のクラウドファンディングの支援金の法的性質は“寄付”なので、エクイティ・クラウドファンディングはしばしば、支援者特典のある寄付ではなくて株式を得られる投資、“投資型クラウドファンディング”、と仮訳される。

引用元:TechCrunch

エクイティは「投資型」と引用した文にありますが、それに対してKickstarterやIndiegogoでやはり多いと思われる、見返りに物品等を得られるものは「購入型」と呼ばれます。 併用によって、これまで「投資型」または「購入型」だったのが、「投資型」かつ「購入型」となるということになりますね。

Oculusの例

ニュースサイトではOculusを例に取り上げています。
私自身、FacebookがOculusを買収したことは記事をチラッと見かけたことがあったので知っていましたが、OculusがKickstarter発であったことは初耳でした。

クラウドファンディングにおける出資には「ちゃんと完成するのか」、「完成しても品質は問題ないのか」等といったリスクが伴います。
私もそうだし、出資している多くの人はそのプロダクトに興味を持ったから自らリスクを背負っているのだと思いますが、プロダクトが成功して万々歳になった後にクラウドファンディング時にあったリスクを負うことなく、それを手に入れる企業を面白くないと感じるのは無理ないことなのでしょう。

これからのIndiegogoについて

現段階では、どのような形で特典の物品等とエクイティを併用したクラウドファンディングとなっていくのか、具体的なことは決まっていないようです。
新しいプロダクトのアイデア等のキャンペーンが増えることもきっとあるんじゃないかと思いますし、出資する側も併用によって出資の額が底上げされたり、選択できる見返りのパターンが増えて出資の選択肢、自由度につながるのではないかと思います。

個人的には正直なところ、Kickstarterと比べてIndiegogoにあまり利点を見出すことができずあまり出資することもなかったのですが、これによってIndiegogoにて出資することが今後増えていくかもしれません。 IndiegogoはKickstarterより先にできたのに、Kickstarterに押されている印象がありますが、これが今後Indiegogoの強みになっていくのかなと感じました。

Qmote - スマホをリモート操作できる小型リモコン

Qmoteって?

Qmote

QmoteはQblinks社から出ているスマートフォンやタブレットを専用アプリを使用することで操作できるリモコンガジェットです。
見た目はただのキーホルダーにしか見えないですね。

現在では「Qmote S」と微妙に名前を変えているようです。

選択した報酬

Qmote Kickstarter

Qmote1つで$19.00のものを選択。 送料は$8.00でした。
当時のレートで日本円に換算すると3,290円になります。

これくらいお手軽な金額だと気軽に出資できていいですね。
届いたのは約1年前になります。

付属品

Qmote 付属品

本体の他に以下の物が付属していました。

  • フック(分かりやすいよう箱から出しています)
  • 保証書(なぜかシール)

※シリアルナンバーは黒塗りしています。

取説はありません。 Qblinksのサイトにはユーザマニュアルがあるのでなにか確認する必要があればそちらでよさそうです。
まあアプリから直感的に使用できるので、なくても不便はありません。

基本スペック

スペックを簡単に記載。
Kickstarterで出資募集していた時と比べて少し変わっているので、現在公式で発表されているものを記載します。

  • 対応OS:Android 5.0以降、iOS 8.0以降、Windows、Mac
  • 接続規格:Bluetooth 4.0
  • 電池:コイン形リチウム電池 CR1620

後述しますが、一部機能でWindowsとMacにも対応しています。

電池切れになってももちろん交換できるようになっています。
防水にもなっているのでどの程度まで大丈夫かは分からないですが、少なくとも雨くらいは大丈夫なようです。
(私自身、何度も雨に濡らしています。)
多分、水に浸かるのはダメそうです。

外箱

Qmote 外箱

シンプルでオシャレな感じの外箱になっています。
「KICKSTARTER STAFF PICK」ってロゴが入っているのは恐らくKickstarterで出資した人限定でしょう。

本体の外見

Qmote 外見 Qmote 外見

あるのはボタン1つですし、そのボタンも目立たないようになっているので非常にスマートです。
私は仕事用の鞄にキーホルダーと同じ感覚で付けていますが、全然違和感ありません。

ちなみに私のQmoteのカラーリングはスペースティールでKickstarter限定カラーリングです。 全てのプロジェクトにあるわけではないですが、クラウドファンディングの恩恵の1つとしてこういった限定の特典があります。

※ボタンはロゴのないラインが入っている側の中央部分です。

Qmoteアプリ

Qmote アプリ

実際にQmoteに機能を割り当てるためには専用アプリをダウンロードする必要があります。 アプリ内課金ってないと思うんだけど…
アプリは日本語に対応しているので操作に苦労することはあまりないでしょう。

Qblinks Cloud Qmote 接続

まずはQblinks Cloudのアカウントを作成します。(最初の頃は不要でしたがいつの間にか必須になっていました。)
画像は既にログイン済みの状態です。消してありますが本当はログイン中のメールアドレスが表示されます。

既にQmoteが1つ紐付いている状態ですが、複数持っていれば複数紐付けてそれぞれに別々の機能を割り当てることができます。
前提条件として、機能の割り当てを行うのにもBluetoothでQmoteに紐付いている必要があります。

Qmote パターン一覧 Qmote パターン追加

左の画面では既に設定済みのパターンが一覧で確認できます。

パターンの追加では長押しとクリックを組み合わせた9パターンの操作から割り当てる機能を選択できます。
問題点として3クリックや複雑なパターンは正しく検出してくれないことが多々あります。なので9パターン全て使うのは難しいでしょう。

Qmote 割り当てられる操作 Qmote 割り当てられる操作

端末がロック状態でもちゃんと割り当てた機能が起動するので端末が離れていてももちろん使えます。

一部の割り当てられる機能について以下で説明します。

アプリ機能

端末にインストールされている他のアプリを起動することができ、汎用性が高いです。
ただし、割り当てたアプリをただ起動するだけなのでアプリによっては起動しただけになるかもしません。

発信/受信

他にも「ナビ機能」や「SMS/メール送信」等、一部の機能は事前に宛先を設定しておく必要があるので、よく連絡する相手やよく行く道等があれば便利そうですが、 そういったものがない場合はいまいちうまく使えないかもしれません。

HTTPリクエスト

指定したURLに対してGET送信、POST送信を行えます。Webアプリケーション開発で使えるかもしれません。

スマホの位置確認

割り当てる機能を選択する画面に表示されていますが選択することはできません。 この機能はわざわざ割り当てなくてもQmoteを適当な回数連続でクリックすれば使えるようになっています。

Webサービス、スマートホーム

Qmoteからは以下のWebサービスとスマートホームを操作することができます。

  • IFTTT
  • LIFX
  • muzzley
  • WeMo
  • zapier
  • GoPro
  • Uber

IFTTT以外は日本では知名度が低いのではないでしょうか。
まあ私の印象ではIFTTTも知名度があんまりな気もします。ちなみに私はFeedlyをレシピに組み込もうとしたらProユーザじゃないとダメって出たので心折れました。

アプリ操作

アプリ操作のイメージです。そんな難しいものでもありません。

Qmote アプリの流れ

プレゼンの操作

Windows、MacにQmoteを接続するとプレゼンテーションの操作ができます。 私はPower Pointでしか試していませんが、他のソフトでもできるかもしれません。

操作はシンプルにクリックで「次のスライド」、ダブルクリックで「前のスライド」のみです。

いちいちPCを操作する必要がなくなるのでスマートにプレゼンができますね。

総評

うまく使えれば便利なんだろうなとは思います。私はうまく使いこなすことができませんでしたが。

私としてはスマホ等のリモート操作よりスマートホームの操作で活躍できそうな印象はあります。 まだまだ日本ではスマートホームが全然普及していませんが、今後スマートホームがもっと普及していけば活躍の場が増えそうな気がします。

既にAmazonでも販売されているようです。公式で買った場合、$20.00の送料がかかるので欲しいカラーリングがあればAmazonで買う方が安くすみますね。

関連リンク

Qblinks

www.kickstarter.com

Amazon.co.jp

ODiN Aurora - 世界初のプロジェクションマッピングマウス

ODiN Auroraって?

ODiN

ODiN AuroraはSerafim社から出ている世界初のプロジェクションマッピングを利用した投影式のマウスです。

エレコムから投影式のキーボードは既に発売されていましたが、それのマウス版のようなものですね。 投影式なのでもちろん物理的なボタン等はありません。

Kickstarterで2015年3月頃に出資が募集されており、そこで出資しました。

選択した報酬

ODiN Kickstarter

早割で$49.00のものを選択。 送料は$20.00でした。
日本円に換算すると約8,068円になります。クレカの履歴が残ってなかったので実際に払った額とは誤差があると思うけど。
※$1=116.931712円換算(2016/12/31)

そこそこの金額ですが、値段相応と感じるかそうでないかは人それぞれでしょう。
私はまあこんなものかな、って感じ。
届いたのは1年以上前なので結構前になります。

付属品

ODiN 付属品

本体の他に以下の物が付属していました。(たしか)

  • micro USBケーブル(フラットなやつ)
  • ポーチ
  • 取説
  • Serafim社の偉い人の名刺(画像には載せてません)

取説は英語、中国語(簡体字、繁体字)、日本語の4パターンで書かれてますが、日本語は結構アレです。
まあ何を言おうとしているのかは大体分かるので問題はないかな。 公式サイトにあるユーザマニュアルが取説のPDFなのでどんな感じなのか気になるのであれば見てみるといいかと。

基本スペック

スペックを簡単に記載。

  • 対応OS:Windows, Mac
  • 電源:USB給電
  • 接続規格:USB(有線接続)

PCにUSBで接続すればそのまま使用可能です。

外箱

ODiN 外箱

外箱から既にかっこよさが溢れてますね。期待が高まります。
スライドで開けるタイプの箱なのは個人的にポイントが高いです。

本体の外見

ODiN 外見

まずなんといっても無駄にかっこいい!しかもPCとの接続時は目が赤くなって更にかっこいい!!
写真を見て思った人もいるんじゃないかと思うんですが、 ODiN本体を見せながら何人かの職場の人に「どう?」って訊いてみると大体の人から「トランスフォーマー?」って返ってくるくらいやはりトランスフォーマーチックです。
使い勝手はともかく、職場等で使っていると周りの人に一目で「おっ!」って思ってもらえるんじゃないでしょうか。

使用感

一言で感想を言うと実用性は低いかな、って感じ。 以下に良い点と残念な点を列挙していこうと思います。

良い点

手が疲れにくい気がする。

基本的に机に手を置いていると同じ状態で操作できるので手が楽。
たくさんスクロールする時、マウスホイールでスクロールするとたくさんホイールを回さなければならないが、ODiNではその必要がない。

デフォルトで便利なジェスチャがある。

「前へ/次へ」のジェスチャはブラウザで特に重宝するし、「ズームイン/アウト」も地味に便利。
ちなみに左クリックは右ボタンが表示されている領域以外ならどこでも反応します。

操作感ないけど操作感を演出してくれる。

通常のマウスと違って物理ボタンがないためクリック音はないだろうと思っていました。せいぜいデスクを指で叩く音くらいしかいしないだろうと。

でも実際に使ってみるとクリック音がするんです!!

こういった特殊なものだと、一般的なものと違って自分がそのつもりで操作してもちゃんと操作できているか不安になりますから、クリック音のような些細なものでもそれがあるだけでちゃんと反応していることが分かるのでクリック操作のしやすさにつながっていると思います。

ジェスチャのカスタマイズ。

Serafim

公式サイトからダウンロードできるODiN Keyを使用するとホイールに当たる部分をクリックした時の操作を割り当てられます。

割り当てられる操作

  • 指定したURLのサイトを表示
  • 指定したプログラムの起動
  • 指定したホットキーの実行

どれか1つではなく、指定した時間差で複数指定することもできます。

例1)
1.Googleのサイトを表示
2.2秒後にYahooのサイトを表示
上記の同じ操作を複数設定することも可能。
例2)
1.Googleのサイトを表示
2.2秒後にペイントを表示
3.3秒後にCtrl+Sで保存
上記の違う操作を複数設定することも可能。
いい例が思い浮かばなかったのでチュートリアルから。

余談ですが、ODiN Keyは.Netで作られているようです。落ちた時に.Netのエラーダイアログが出ました。

残念な点

ドラッグのジェスチャが死ぬほど使いにくい。

ドラッグはクリック状態とカーソルが動く状態が同時に起きているわけですが、 こういった複合している操作が使いにくくなるのは投影式の限界かなって思います。

Kickstarterや公式サイトの図だと実際の操作が分かりにくいので以下に操作手順を記載します。

1.ドラッグの開始位置にカーソルを合わせて長押しクリック(長押しが検出されるとピッという音がします)
2.ドラッグの終了地点までカーソルを移動
3.ドラッグの終了地点で長押しクリック(長押しが検出されるとプッという音がします)
※長押しでドラッグの開始と終了を判定しています。

長押しは1秒くらいですが、2回必要なので最低でも操作に2秒と流石にかかりすぎです。やってられません。
「じゃあお前ならどういうジェスチャにするの?」って言われたら私はこれ以上のジェスチャを思いつきませんが…。

いつの間にか投影されているマウス領域を飛び出してしまう。

当然ですが、投影されているマウス領域の中での操作しか反応しません。
「使っているうちに急にマウスカーソルが反応しなくなったと思ったら自分の手が投影されている領域から離れていた」 といったことがしょっちゅう起きます。 左クリックは投影されている領域のどこでもクリック操作で反応してくれますが、右クリックはちゃんと右ボタンの領域でクリック操作しなければなりません。
その結果、ことあるごとにマウスを確認しなければまともに操作ができません。これはあまりに致命的過ぎます。

明るいところでは反応が悪い。

そのままです。暗い方がちゃんと反応してくれます。
自宅なら部屋を暗めにして使えば良いと思いますが、職場や外出先ではそうもいきませんね。

持ち運び

有線接続なので本体以外にmicro USBケーブルを持ち運ばなければならないですが、本体が小さく、付属のmicro USBケーブルはフラットなのでかさばりにくいです。
付属のポーチに十分収まるので持ち運びはしやすいかと。

まあ実際、持ち運ぶことがあるかと言われると甚だ疑問ではあります。
本体は小さいですが、プロジェクションマッピングを表示するスペースの確保や 操作しやすい位置に表示するための本体の位置取りが必要になってくるので 持ち運んでも使うのは中々難しそうです。 ただ、周りの視線を集められること間違いないですね。

総評

普段使い用としては正直厳しい。
でもSFチックなアイディアは面白い。外見もかっこいいし、ギークのようにガジェットが好きな人は興味をそそられるんじゃないかな。
私は満足していますが、特にガジェットが好きではない便利なマウスを探している人は満足できないでしょう。

今ではAmazonや公式から買うことができるようになっているので、もし興味があるのであれば買ってみるのも良いかと思います。 ただ、Amazonだと最安値で1万円ですし、買おうとした時に在庫があるかもわからないので公式から買うと良いかと。 公式だと送料無料で$69なので私と同様に8,000円程度です。

関連リンク

www.kickstarter.com

www.serafim-tech.com

Amazon.co.jp